アカハライモリ飼育 準備

アカハライモリが来る前に準備したこと。

 

譲ってくれる人いわく。カルキを抜いた水か浄水があれば良くて、他には何も準備する必要がないとの事。

 

飼っている人から言われたから準備についてはそうなんだろうと思う。

けれど急ぎではないし準備をすることにした。

 

両生類の暮らしは良く知らないので

とりあえずは彼らの生態を知るため、

簡易で管理しやすい環境を提供したい。

基本家にあるもので対応する。

購入物は購入と記載。

 

アクリル水槽のチェック

 

GEXの幅31.5×奥行16×高さ24cmの水槽。

確か¥1000少しくらいだったと思う。

 

金魚のなんとかという名前だった気がする。

セット内容は外掛フィルターだけだった。

 

傷も多少はあるけれどまだ使えるはず。

現在は「金魚元気水きれいセットS」となっている。

 

かなり昔に買ったもので、20年位経つ。

 

当時はベタを飼っていたのだけれど、ある日飛び出し自死をさせてしまい非常に悔やんだのを覚えている。

 

水槽系の飼育デビューをして順調に進んでいたある日の出来事だった。

この事故物件でその後も生体を飼っていたが、悲劇が起こる事はなかった。

 

水槽を止めているシリコンの所々に汚れが入っているので駄目かな?と思いつつ、

水漏れしないか水張って1日置いてみるが水漏れはしなかったので採用する。

 

以前使用していた流木と水槽の洗浄

 
流木

 

流木は2種ある。購入したブラックウッド1点。

その他は海や山で拾ってきたもの。

 

どれもカラッカラに乾いていて、小さいクラックが大量に入ったいるものもある。

 

紙ヤスリで軽く表面の汚れを落としてバケツに入れる。

上から沸騰したお湯を入れ流木の上から石を置き、沈めて1週間放置。

 

1日漬けておくと水を含み表面の劣化した部分をとりやすくなる。

歯ブラシで表面の汚れをこすり落とす。

 

以前使用していたものなので、水の吸収が良いのか1週間もつけると沈むようになる。

物によると思うけれど、何ヶ月も水に漬けていても浮いてくるものもある。

 

水槽の洗浄

 

普段使いしているパックスナチュロン酵素系漂白剤を使用する。

 

アクリル水槽に使用する流木を放り込む。

この粉末状の漂白剤を入れ、水槽いっぱいに沸騰して少し冷ましたお湯を入れる。

 

水は茶色く濁り、微炭酸のような小さい泡が沢山出てくる。これを2回くらい繰り返した。

 

脱走防止用の網

 

これは水槽に元からついているアクリルのフタを利用。左右の端に2箇所に4×4くらいの四角く切り取られている。鉢底ネットをこのサイズに切り出しグルーガンで貼り付け。

 

フタ本体に3mmサイズのドリル(インパクトで

はない家庭用のもの)で100か所以上の穴を開ける。

これが非常に面倒。

 

ドリルの回転の熱でアクリルが溶けてドリルにこびり付く。空けては溶けたアクリルを取るの繰り返しで、100箇所以上穴を開けるのに苦労した。

 

もちろん作業途中でイヤになるので1日では終わらず、とにかくゴミが思っていたより多く出る。

 

もしこの作業を行うなら屋外をすすめる。

室内なら床に新聞紙やシート状のものを敷く方が良い。

 

途中でアクリル用ビットが販売されているのを知るが、地道に最後までやり切る。

(結局他の作業で必要になり買いました)

 

浮島

 

これはビカクシダに使っているヴァージンコルクの残りがあるのでそれを採用。

ヴァージンコルクは菌や汚れ、古い樹皮がついていたりする。

まずお湯をかけて歯ブラシでこすり洗いし、流木同様に重しをしてお湯に浸ける。

 

かなりアクが出るので時々水を換えつつ放置。

 

底石

 

以前使用していた砂利を使う予定で煮沸消毒しておく。

調べていると色の明るい底石にすると生体の色が飛ぶこともあるらしい。

 

体色が飛ぶことはそれほど気にならない。

それよりも底が明るいと生体の状態が確認しやすいし、フンの処理もしやすいかと。

 

明るい色の底石は使用したことがないので白玉石(中目)を使用する。

誤飲は避けたいのでサイズは一粒8~10㎜位のものを選択。

もちろん煮沸洗浄した。底に薄くひく程度なので使用量は1Kgも使わない。

 

エアーポンプ(チューブは購入)

 

エアーポンプは水作の水心SSPP-3Sこのサイズの水槽だと充分すぎるくらい。

 

これは他のに比べると静かでよくて、ずっと使っている。今はもっと静かな物があるかもしれない。

 

なんでもそうだが、土台が平面でないとヴゥゥゥンという音が鳴りうるさいので、平面を確保するか吊り下げるか。

 

チューブスドーのデラックスチューブ(黒)をアクアショップで購入。

探したけれど、以前使っていたものが見当たらないので新しいものにした。

 

溶岩石

 

はじめは何も知らずに見た目だけで溶岩石をショップで購入し使用していた。

 

凹凸部にバクテリアや微生物が繁殖しやすく、彼らが汚れを分解してくれるので水質が安定しやすくなる事を知ってからは水槽に入れるようにしていた。

 

イモリが身体をこすり付けて脱皮するときの手伝いにもなるようだ。

 

複数ある中から小さくてとがっていないものをいくつか選択して使用する。

 

濾過フィルター(購入)

 

濾過器アカハライモリには必要ないですよ。水槽ごと水を変えればいい」とある店舗の店員さんに聞いたらそう言っていた。確かにそうなんだろうなと思った。

 

けれど水替えのできない時もあるかもしれないし、設置することにした。今回は初めてスポンジフィルターを使ってみる。

 

LSSのLS-13かLS-30を買いにホームセンターに行くと無くて、代わりにAzooの高酸素バイオフィルター♯9を購入。

 

お得品のようで一箱に本体とスポンジフィルターが2個入っていて¥800位。

 

一応店員さんに言って中身を確認させてもらうと、おもりの重さも良くてフィルターの

目も細かいので購入。

 

人口水草(購入)

 

イモリはあまり泳ぎが得意ではないらしい。

彼らの足かけとして今回は人口水草を使ってみようと思う。

 

生き物のいる水槽に人口水草を使用するのは味気ないなと思っていて使用したことがない。フィルターを買いに行ったついでに人口水草を見てみると結構いいのがある。

 

水草を植えるとなると管理も必要になるし

イモリってどんな奴かを先に知るため、お洒落な水槽はあとにする。

 

GEXのアンブリアの人口水草と同じくGEXのアポノゲドンの人口水草を購入。

 

アンブリアはオーソドックスな硬すぎないもので痛くなさそう。アポノゲドンはシリコン製でグニャグニャしている。どちらもアク抜きの為帰って一晩水につける。

 

水道水のカルキ抜き

 

ペットボトルに水を入れて蓋を軽く開けてベランダに1日出しておく。

 

先に水槽を落ち着かせるために底石、フィルター等をセットし、カルキを抜いた水を入れて1週間くらい水を回す。ブーンというポンプの音と泡のプクプクいう音が懐かしい。

 

水槽一杯に水を入れる必要はないので、水替え時はこのサイズの水槽だと、ペットボトル2Lを2本と1.5Lを1本で充分なはずだ。

 

準備を終えて

 

文章にすると結構長いけれども大した事はしていない。時間がかかることに関しては放置しているだけだ。

 

段取りさえうまくすれば作業的には片手間で2、3日もあれば充分かたづく内容です。

 

必要ないと言われることもあると思うけれども

自分の事ではなく迎えるいきものの事なので。

 

色々情報があるけれど「自分でこうした方が良いのでは?」と思う事をやった方が納得出来るというのもある。

 

アカハライモリを迎えた時にストレスなく暮らせるようにしたかった。

 

実際この時は事前に「1匹譲ってもらえれば」と伝えていたので、何匹譲ってもらえるのかは知らなかったのだが...つづく

 

アカハライモリとの生活

飼育

「ペットを飼ったことはあるけど、きっかけがない限り飼わないし、まず買わない」

ペット飼育に関して聞かれたらそう答えていた。

 

生き物を飼う前に「飼育」という行為には複雑な気持ちを抱く。

けれど、いざ飼い始めるとそんな気持ちはどこかにすっ飛ぶ。

気になるのは生体の体調と過ごしやすい環境を提供できているか?

それだけ。

 

随分長い間生き物を飼うことをしていなかった。

最後に飼っていたのはアクアリウムでメダカとエビ。

色々と手間がかかるのだけれども趣味の一つとして楽しんでいた。

寿命で生き物がいなくなり、水草だけでも充分きれいなので

しばらく育ていたがそれらも枯れたりしてしまいやめてしまったわけです。

 

アカハライモリとの生活~両性類飼育~

 

最近知り合いからアカハライモリを譲ってもらうことになった。

イモリは飼ったことはなくて、子供のころに田んぼで見かけたくらいしかない。

どのように世話をするのかと聞いてみると「手間はかかりませんよ」とのことだった。

それは問題ではない。手間は趣味の醍醐味だよ。

 

取り合えず自分で調べてから決めると伝え調査を始める。

アクアショップに行って生体をみてみたり、ネット、図書館などを利用する。

適当なコピペのブログや愛情を持って育てているブログなど様々だ。

沢山見ていると、ほんとに飼っている人かそうでないかは何となくわかる。

 

調べていたら話をいただいてから1か月近く経っていた。

調査に火がついてパルダリウムにまで飛び火していた・・・

これを機に以前使っていた水槽、流木、石などの消毒。

使っていない流木のあく抜きなどを少しずつすすめた。

この間に調べたことは後日まとめることにします。

 

とても魅力的な生物だと思ったので、アカハライモリを飼うことにした。

ガラス水槽は処分したので残っている安物のアクリルの水槽で。

 

飼い始めは11月だったので、これから来る冬の寒い時期だと室内温度は10度を下る日があるけれど大丈夫だろうか?と思いつつアカハライモリとの生活がスタートする。

実際の飼育については後程。

 

断食と回復 全8日間まとめ

断食は我慢と解放の一人部活

 

全日程8日間を終えて(断食5日間、回復期間3日間)

 

5日間の断食を終え、回復期間も終わりまとめと感想を。

時間にすると断食期間は120時間になる。こうして時間で考えるとものすごく長く感じるが、とても有意義な120時間だった。

その長い時間も終了したらよかったと思う。この爽快感に加えて成長したように感じるこの感覚はなんだ?と思えば部活だ。

「そうか、自分は5日間の部活していたのか」

断食は部活!では、以下詳細。

 

断食中摂取したもの

 

水、白湯、麦茶(4、5杯)、緑茶(1杯だけ)、豆乳ココア

 

酵素ジュース、塩は未使用でおこなったので、2日目以降無性に水以外の何かを口に入れたくなる。

運動もするのでたんぱく質の補給に無調整豆乳を使用した。5日間で1Lのパック×3。

酵素ジュースがあるとより良いのかもしれないが…

飲めない人には申し訳ないが、無調整豆乳だと安くて¥200くらいで1日半分。

準備のために無駄に金使わずやりたいと思い挑戦してみたら大丈夫だった。

酵素ジュースってなんか高そーだ。

珈琲が無性に飲みたくなるのでココアがあって良かったと思う。

食事だと思ってのんでいて、水ではないので気づけばもうココアはご飯になっていた。

 

断食中の運動

 

ジョギング(ゆっくり30分)、筋トレ(軽いもの15分)

 

断食中に運動してもいいのか?と疑問だったけれど実行。

極力毎日するつもりだったが、4日目はパス。

2日目からキツくなりはじめ、3日目は途中やめときゃ良かったと思いながら走る。

断食中でも運動はした方が良いと思う。普段の運動後よりも身体に結果が出る。

それはきっと終了後にわかる。

 

別に走らなくても良いと思う。

ウォーキングにするとか、ラジオ体操。筋肉つけたいなら筋トレは良い。

自分はマッチョになりたかったわけではなく、動きやすい身体を作りたかった。

基本スポーツとか運動は嫌いで、人生の半分以上避けて生きて来た。

歳を重ね、身体が重く感じだし、必要だと思い始めると自分も出来ると思いだした。

運動を取り入れたのも上記の事からきている。

 

ではもう一度「断食中でも無理のない運動はした方が良いと思う」

自分の場合は少しやりすぎて疲労がたまることもあったからほどほどに。

 

体調面

 

朝が苦手で寝つきが悪い、血圧低めで、基礎体温も低い。一日出来れば8時間は寝ていたい。寒い時期ならいつまででも眠れる。これがデフォルトの自分。

 

断食中からとにかく目覚めはスカッと起きる。これで喫煙者では無ければ一体どうなるのか?もう少し寝ていたいとか思わない。布団から出で何かしたいと思う。

起きてすぐ読書しても内容がすんなり頭に入ってくる。

断食中から5時間のミドルスリーパー?になり、終了後も継続されている。

なので一日が非常に長い。以前と一日の長さが全然違う。

頭が冴えているから色々思いつき、そのための時間もあるので実行に移しやすい。

体温が確実に上がっているので、下着姿で暖房器具無しでも少しの時間なら問題ない。

良い事しかない。

 

身体が良い具合になってくると人に見せたくなる感覚が芽生えてくる。

気持ち悪く思いつつも片隅で歓喜している自分がいる。

これは非常に奇妙な感覚で、これまでそんな感覚になった事はない。

身体を鍛えている人はやはり動物的になっていくのだろう。

 

メンタル面

 

以前一度、食べ物以外は何でも口にする5日間の断食と言うよりファスティングを行った。その時とは違って 食べても食べてもお腹すくというより口が寂しくなる。

普通に動きやすくなり、身体も痩せて、しまる、精神が前向き、物事をおっくうに感じるのが少ない。

 

食事

 

断食以前は暇があれば何か口に入れていた。体重に影響しない余分な脂肪がたくさんついていたように思う。

とにかく回復食以降の食事に至っては自炊のものでも味が濃く感じる。

市販のものなど濃すぎて少ししか食べれない。

徐々に慣らしてゆくほうがよさそうだ。

 

まとめ

 

断食明けの解放感から得るものは多い。

得るというより再確認するといった方が良いかもしれない。

実際に実行するにはなかなか難しい事だと思う。

生まれてからよっぽどの事がない限り、食べない日があったとしても1日程度だ。

身体に食べるという事が染みついている。

お腹が空いていなくても習慣として食べている時すらある。

物凄い空腹というものを感じることもあまりない。

しかし、忙しい毎日の中からモノを食べないという少しの引き算すれば、

メンタル、身体的には掛け算になり自分にかえって来る。

 

生きてく上ではストレスにならない程度の負荷も必要なのだ。