ガンダム興味ないって人、ガンダムは正義でも悪でもなくただの兵器だよ

何の情報も入れずにいまさらガンダムSEEDを見た。

初代、Zガンダム第08MS小隊は見たことはあるが、

熱烈なガンダムファンではない。

ぼんやり憶えてるというシロートにすこし毛が生えたぐらいだ。

 少し見てから最後まで見るか決めようと、とりあえず数話続けて視聴。

はじめはよくわからない点があったが、見ていく内に紐解けていき、

結局Destiny(続編)まで見てしまった。

何よりガンダムが沢山出てくるということと、

時代遅れ感がはなはだしい自分にふるえた。 

 

ガンダムに興味ない・知らない人にとっては

 

全て見た後、ガンダムに全く興味のない友人に話したら、

え?ガンダムって正義の味方じゃあないの?

悪い奴をガンダムがやっつけるんじゃあないの?

という返答が返ってきた。

「そうか、そうだよな」とうなずける。

きっと興味のない人は小学生くらいの記憶でとどまっているのだ。

正義の味方のロボットアニメというイメージ。

けど違います、厄介な兵器です。

子供のころ必死で集めたガンダムのプラモデルは、

ロボットという形状の戦争の道具だ。

何もわからず造形美とイメージだけで集めていた。

ガンダムを含むモビルスーツは全て兵器。

こんなもの現実にあったらホントに厄介。

今回見たガンダムSEEDに複数出てくるガンダムの中には

核エネルギーで動くものが出てくるなど現実で考えると恐ろしい。

 

ガンダムSEEDとDESTINYの内容(ザックリと)

 

第三次世界大戦勃発

 

結果11の国家、一般居住が可能な月面都市も誕生した世界。

2種の人類の間における争いと群像劇。

両間の欲望・嫉妬・恐怖・差別・愛憎、

それに戦争で金儲けや権力を手に入れたい人たちと

巻き込まれてゆく民間人。

 

2種の人類とは?

 

ナチュラル・・・・・・遺伝子操作されていない普通の人類

コーディネーター・・・遺伝子操作された優秀な人類

 

争いの原因は、一人の青年男性の発表

 

ジョージ・グレン
  • 人並外れた才能を持つ彼は世界的に勉学、スポーツなどあらゆる分野で活躍。
  • 自身が遺伝子工学によって誕生したデザイナーベビーだったことを告白。
  • 遺伝子操作された人類をコーディネーター(調整者)と呼ぶ。
  • その生成メカニズム(製造方法)を全世界にネット公開。

 

この発表により、遺伝子操作され優れた才能を持ち合わせる新人類が爆発的に増え、

人類が凡人と優秀な人に大きく2分される。

 「他人よりも優れたい」という人間の欲望が悪い方向に向かい、争いが生まれる。

 現実世界でもこの様なことが多々ある。

人類とは切っても切れない問題だ。

 

争いには厄介な兵器が登場する

 

造形美は確かに子供のころからの視点と変わることはないが、

このアニメの世界で暴れまわるモビルスーツがやはり恐ろしい。

 

ガンダムのサイズ

大きさ:18.03m、本体重量:71.5t

 

4階建ての建物に近い大きさのものが何百体も動き回ったり、

倒れたりするだけでどれだけの被害がうまれるのか?

その2次災害を想像しただけでもヘビーだ。

しかもそれに大人から子供までが登場し、戦う。

これのどこが正義の味方なのだ?

大変な設定のアニメーションだ。

ロボットアニメはそういう事を想像してたら見れない。

けれど見てしまうのはやはり劇としてよくできているからである。

 

兵器よりも群像劇

 

モビルスーツを楽しむ視点よりも群像劇に魅力を感じる。

登場する様々なキャラクターのセリフ、立場などは、

日常暮らしている生活の中でも聞くことが出来るセリフも満載で、

久々に見たガンダムシリーズは大人も色々学べると

再確認できる見ごたえのあるアニメだった。

回想シーンが多いのでしばらく間が空いても思い出しやすい。

連続視聴している時は必要なく感じてしまうときもあるけれど。

ガンダムシリーズはそれぞれ最後まで見るには話数も長く、

内容がヘビーなので体力がいる。

けれどそれ以上に私生活の色々な出来事にも結び付く内容なので

見たことがない人も見てみる事をおすすめしたい。

 

しかし、やはり全ての兵器に善悪などなく、

ただ使用者に左右されるだけように、

同じく兵器であるガンダムも現実には登場してほしくないものだ。