ふるえるくだ

日々の雑記

アカハライモリの変化した食事事情その2

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アカハライモリの食事事情その2

アカハライモリ3匹に冷凍赤虫を与え初めて3か月ほど経った。来たときは小枝のようだったボデーもふっくらとして健康的に見える。

※ 断りを入れておくと、この記事に関してはリアルタイムではなく、メモしていたものによるものだ。飼育の参考になればいいかと。

 

アカハライモリの下事情と処理

次の日にフンをするわけではなく、数日経って気づいたら底面に赤いフンをしている。

イモリは代謝が低いため消化不良を起こすことがあるようなので、赤虫の1パックを3等分して3日置きに与えていた。少し残す事もあったので量的にはちょうどいいのかもしれない。ウチの3匹にはこれ位の量で負荷はないはずだ。

排泄ブツ処理

床石が白いとフンも目立ちやすく、スポイトで吸い上げやすい。確実に全て吸い上げていると思う。底に溜まったヨゴレ吸い上げると多いときで大体500㎖くらい水が減る。

そこで、カルキを抜いた水を500㎖のペットボトルに入れて何本か用意しておき、上記作業完了時に浮島に当てて注ぎ足す。(夏の暑いときは水温も高いので冷蔵庫で冷やしておくと良い。一時的にだがちょうど良い水温になる)

現在、この作業のおかげで現在来宅してから1年経っているが、4か月に1度くらいの水替えで済んでいる。

 

イモリ団子の件

イモリ団子状態になるのを防ぐため、冷凍赤虫は水槽から1匹ずつタッパーに移動してもらい食べてもらっていた。イモリ団子についてはこちら

celler.hatenablog.comはじめはストレスレスレストラン(タッパー)に移って食事をしてもらっていた。彼彼女たちもゴハンに夢中だったのだが、3か月くらいするとレストランに移ってもゴハンより「え⁈どこやねん?!」という具合にゴハンよりも環境の変化を気にするようになりレストラン内を泳ぎ回りゴハンも水中を舞うコントのような状況・・・

少ししたら落ち着き食事に入るのだけれども、イモリ団子を防ぐための手間もストレスレストラン化してしまっている。

 

冷凍食品からフリーズドライ食品へ

本人移動式レストランも疲れるだろうし、水槽の環境にも慣れてくれたと思うので、そろそろ買い置きしてある人工フードに切り替える練習をしはじめる。

用意していたのは以下2種類

テトラ レプトミン ニオイブロック中粒 75g 水棲カメ用 エサ フード スティック状

ヒカリ (Hikari) ひかりクレスト カーニバル 53グラム (x 1)

一番量の少ないサイズでコレなのだが、これ全部食べ切ることあるのだろうかと言うくらいの量。

カーニバルは水でふやかしても崩れることなく与えることが出来る。個体によっては少しサイズが大きいかもしれないので半分にすると良い。

レプトミンはカーニバルと同じ時間でふやかすと縦割れを起こしやすい。ピンセットでつかむと特に崩れやすくなる。大きさはちょうど良いくらい。

ウチの3匹は常に泳ぎ、動き回っているので、この2種類を3日置きに1粒ずつ与える事にした。人工飼料だと散らばる事もなさそうなので直接与えることにする。

 

食事も飼い主の根気が必要

すぐは食べないと思っていたが、ピンセットから普通に一発目で食べた。

初めて与えた時は全員が集中して集まり、再びイモリ団子状態になり、1番活発な女子が他の男子2匹に噛みつきデスロールという事態が発生。

これはいけないということで、様子を見て1番食いつきが凄い女子から与える事にする。これがなかなかこれが難しい。

出来るだけ1匹ずつ与える事を繰り返して、3匹均等にうまく与えれるようになる。それでも女子にやたら噛みつかれる男子の1匹が少し引っ込み思案になってしまった。

彼は食事の日になってもなかなか水面まで浮かんでこない。そして量もレプトミン1粒で精一杯のようで、カーニバル1本は噛み付くが吐き出してしまう。どちらも食べる日もあるのだが、大抵は1粒でおわる。

このまま拒食にはならないか少し心配ではあった。必然的に食べない時はレプトミンかカーニバルが1本余るので、半分に分けて他の2匹に与えていた。

これはこちらの根気が必要だと思い、この1匹だけは食事をレプトミンとカーニバルを2日に分けて与える事にした。2ヶ月位これを続けていると、結果的にこの男子1匹も1日で2本食べれるようになった。

飼い主の気遣いホント重要。

つづく

 

 

 

アカハライモリの食事とイモリ団子

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アカハライモリの御食事の事情

 

アカハライモリ3匹に冷凍赤虫1パック(32パックが束になって売っているもの)を3日おきに3等分して与えている。バクバク食べる。

 

水温が低いけれど、動き回る彼彼女達を見ていると、もう少し食事の頻度を上げてもいいかと感じるが、夏までゆっくりと時間をかけて2日置きに変更するつもりだ。

 

あくびの瞬間は何度も見る。一緒に暮らしてみないと分からないと思うが、両生類のあくびも愛嬌のあるもので、気を許しているからするのだと思いたい。

 

しかし、排泄シーンは未だに見せてくれない。人間と同じように見られていると出ないのだろうか?性癖でもある個体もあるかもしれないがうちの3匹に至ってはその可能性はなさそうだ。

 

で、赤虫を食べていると排泄物の色は濃い赤色になる。食べたものの色がそのまま出るように思う。恐らく人工フードに切り替えるとその色になるのだろう。

 

赤虫食と食事時については前回も書いたが2点課題がある。

 

celler.hatenablog.com

 

1. 食事の浮遊と沈澱

 

水面に茶柱のように浮いたり、底の部分に溜まったりする。しばらくこの与え方を続けて様子を見ていると、底石をひっくり返して餌を探している姿も見かけた。

 

しかし、食べきれていないものが黒く変色して底面に残っていたりする。アカハライモリは水の汚れはそれほど問題ないという説もあるが、大抵の生き物には清潔な環境の方が良いはずだ。

 

頻繁に水を換えれば良い話なのだけれど、出来れば回数を減らしたい。そこで食事を数回与えるうちに対策方法を考えてみた。これが1点目の課題。

 

2. 乱闘

 

食事に気づくと、うちの3匹は1箇所に集まってくる。それを避けようとこちらは様子を見ながら与えるも、泳ぎがうまいのですぐに集まり、イモリ団子のようになる。

 

ここで乱闘が始まるのだが、これを始めるのは1番小さい女性の1匹。彼女は泳ぎも1番上手く、やたら勝気な性格で自分より大きい他の2匹に食いついたりする。

 

腕や、頭の横の出っ張り、顎などに食らいついて食べ物を噛み身体を震わせたり、回したりワニのような動きをする。デスロールと言うらしい。

 

男どもは割と引っ込み思案なのか抵抗はするが、逆に噛みついたりはしない。4本の腕や脚の内の一本全体をまるっと彼女の口に含まれて悶えていたりする。ピンセットそっとを近づけて離れるようそーっとうながしたりする。

 

見ているこちらが焦ってしまう。イモリ団子がバラバラになった隙をついて与えようとしても、これを繰り返すのでいつかオス2匹の手脚がなくなるのではないかと心配だ。こちらも同時に解決できる対策方法を考えた。これ課題2点目。

 

給仕付きの個室レストランへ行ってもらう

 

結局、上記2点を同時に解決するのに出した方法は別のケース(家にあった大きめのタッパー)に1匹ずつ移して食事を摂ってもらうという方法。

 

魚用の網があったので、これを使って水槽から容器に1匹ずつ移すだけ。手で掴んでも良いのだけれど、それはもう少し慣れてもらってからにする。

 

まずは女性の1匹を取り出して、タッパーに移す。移動した直後は一旦停止した後、タッパー内を動き回っている。そこでいつものように赤虫の液体を少し垂らし、ピンセットで与える。そうすると落ち着きバクバクと食べ始める。

 

食事が終わるとまた動き回り始めてあたりを確認し始めるので、赤虫が多少残っていても構わず水槽へ同様に戻す。彼女を水槽に戻すと、次は他の2匹も同様に作業する。反応は皆同じ。

 

この方法だと、水槽も汚れなず、イモリ団子のデスロールを見ることもない。最終的にタッパーに残る赤虫もほんの少しでロスもなさそう。安心、安全な御食事を提供できるわけだ。

 

どちらがストレスレストランなのか?

 

食事は週に2度ほどの行為なのでこの作業にそれほどストレスはないと思いたいが、イモリ団子とどちらがストレスになるのだろうか?人間側から見ていると、噛み付かれるよりはまだ良いように思うので、しばらくこの方法で食事を与えることにする。

 

つづく

 

カムカムアカハライモリ

アカハライモリがやってきた。

 

生活状況

 

水温 暖房器具なしで14〜16℃位。

水槽の水 準備してから2か月生体、水草無しでフィルターは動かしている。

そしてこの3匹が来た。

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上からオス、オス、メスの三匹である。名前など今の時点ではつける気はない。名前を呼んだりする自分が気持ち悪すぎる。共に暮らしてゆくうちに、一目で見分けられるようになった上で、しぐさやキャラクターからつけようかと思う。その時も心の中で呼ぶことにする。

 

準備しただけの水槽

 

なかなかタイミングが合わなかったので、アカハライモリを譲ってもらう話から2ヶ月程過ぎたが、迎え入れる準備は既に完了しているので安心安心。フィルターが回ってるだけの空の水槽。

 

ブーンという音にはもう慣れた。人口の水草が水槽の中で揺れているだけの水槽でも満足してしまっている。このままこの水槽の中には何も住まないのではないか?とさえ思ったりしていた。

 

自分は寒いが、アカハライモリは暑いのがダメらしく、寒い分には問題ないようなのでこの点は大丈夫なはず。水温が10℃以下に下がりすぎると冬眠に入るそうだが...

 

celler.hatenablog.com

 

三本の泳げるアカハライモリという小枝

 

日取りが決まり、手渡してもらったプラケースに「どちらかといえば夜行性の生き物がユラユラ3匹。」譲ってもらうのは1匹か2匹のつもりだったので、このサイズの水槽でも大丈夫なのか?と不安を感じる。準備したのに...まぁ結果、大丈夫だった。

 

哀れにも3匹ともかなり痩せていて一番小さい子はアバラが浮き出ている。けれどもそいつが一番元気に動いていた。事情を聞いてみると大量に子供が産まれて手がまわらなかったのもあるらしい。そこに関してとやかく言うよりも、自分が現状よりも健康的に育ててやろうと息巻いていた。

 

色、体形をみても本当に小枝みたいだが、ケースよりは広い水槽に移すと、良く動き元気そうな小枝のイモリだ。喜んでいると思いたいのは人間側の心理なだけで、環境が変わったのでただ周囲の確認作業をしているのだと思うのだけれど。

 

アカハライモリについては、黒くて腹が真っ赤で少しふっくらしているイメージを持っていた。違う生き物だけれども、井伏鱒二山椒魚のようなイメージを持っていた。

 

この三匹の体表色は茶色く腹部は朱色でこれは地域での違いだというのは図鑑に載っていた。しかしイモリとはこの木の枝のような生き物だったか?

 

プラの虫かごから水槽に移すと思っていたよりもやたら泳ぐ。三匹ともに泳ぎがうまい。犬かきとクロールの間のような水泳方法で水槽内をスイスイと泳ぐ。否、ロケットみたいだ。尻尾の動かし方も小刻みにしなるムチのようだ。

 

よくよく見ていると三匹ともに手足の指が異常に長い。1㎝近くあるように見える。だから泳ぎやすくてよく泳ぐのかも知れない。本当のところはわからないけど。

 

これは普通なのか?イモリは泳ぎが下手なのではなかったか?飼う前にネットや図書館での調べによると、泳ぎは得意じゃないと記載されていた。

 

お店で見たアカハライモリたちはもっとずんぐりしていて手足の指も短くて水中でじっとしていたと記憶している。この三匹のアカハライモリもずんぐりしだしたらじっとして動かなくなるのだろうか?

 

個体差はあるものとしても、やはり何事も実際に目でみて観察してみないとわからないものだなと改めて実感。そしてこれだけ動いてくれるとみていて楽しい。

 

食事(冷凍赤虫)

 

餌をあげてから家に来た日まで5日ほど経っているので、そろそろ食事をあげたほうがいいとの事で、1日置いて落ち着かせて翌日に提供する。

 

はじめは赤虫を勧められたの準備してある。キョーリンの赤冷凍虫をアクアショップで購入。

 

パッケージから1つはさみで切り取り、表面のカバーをはがしひっくり返してお皿に出しておく。自然解凍で溶かしてお皿にべたっと出た赤虫を3等分した。いきなり大量の食事をとると消化不良を起こしそうだし、一匹につき1個は多い気がした。

 

いきなりピンセットが目の前に現れるのも驚かすことになりそうなので、初めにお皿にたまっている溶けた赤い液体を数滴水槽に垂らしてみると気づいた1匹が水面に寄ってきた。そこで赤虫本体をピンセットで摘んで食べさせる。

 

よく食べるが、水面に茶柱が大量に立ったように赤虫が浮き、沈んだ分に関しては底石の隙間にも散らばってしまう。これは失敗。この方法だと水が汚れるのがはやまる気がする。

 

様子を見ていると一粒1㎝位の底石を掘り起こして赤虫を探したりしているので綺麗に全部食べてくれるのを期待しつつ、人口フードに切り替える前に赤虫を与える方法を考えてみようと思う。

 

生活にメリハリが出てくる

 

自分以外の生き物が暮らしの中にいるのはやはり良い。一人で暮らしていると生活リズムが狂いやすい。けれども、自分以外の生物が暮らしの中に入ってくる新たなリズムが生まれ生活に習慣が生まれる。

 

飼育してみると、アカハライモリは飼育事体(水を変えたり、食事をやったり)にそれほど時間をとられるわけではない。それでも様子を観察する必要はあり、最低でも毎朝、家を出る前と帰宅後には水槽を眺める。ほんの5~10分程度の時もあれば音楽を聴きながら1時間経っていることもある。

 

非常に可愛い生き物で、水槽を眺めるとこちらに顔を向けて覗いてくる。イモリとはこんなに愛嬌のある生き物だったのか?本人たちは食事だと思って集まってるのだろう。時折あくびをしたり、上目づかいで見上げてきたりするのも愛らしい。

 

生き物がいるのはやはりいいものだ。決して話しかけたりはしないが、しぐさを観察して一人含み笑いをしている時がある。気づいて我に返り真顔に戻るのだが、一人だとこんな出来事も起こらない。フツーに笑うのではなく何かを愛でて笑むなどあまりない。お笑いでうけるのとは違うのだ。

 

日中は照明を当てて、19時頃には落とす事にしてしばらく観察する事にする。

 

つづく。