ツール・ド・ソ・ト・ユ

お題「初めて一人旅をします。一人旅でよかった場所、一人旅初心者におすすめの旅行先を教えてください。」

ツール・ド・ソ・ト・ユ

一人で行動するのが好きだ。もう患っていると言われても良いかもしれない。なので基本旅も1人で行く。それに旅は目的が少ない方が良い。そこで1日¥5000以内で済む手軽で初心者でも充分楽しめる一人旅をすすめたい。

城之崎の外湯めぐり 日帰り一人旅」

日帰りを勧めるのは宿に泊まるのが面倒くさいからだ。それに日帰りでも充分楽しめると思う。季節は暖かいと衣類も減って良い。

 

低コストな一人旅

ではどう行った旅か?と言うと、早起きしてただ風呂に入って帰るというシンプルなものだ。

住んでいる距離もあると思うので、日帰りが厳しいという方々には申し訳ない。近場の温泉を対象に考えてもらっても良いかもしれない。

移動はほとんど電車に乗ってるだけで、自分は青春18切符を利用する。1枚だけ使うので交通費だけでも¥2050。外湯めぐりの1日券¥1500を買えば7つの温泉に何度でも入れる。残りの¥1450で飲食するのも良い。時間のない人は1日券でなくても良いと思う。

 

準備と旅先での過ごし方

自分の場合は朝早く起きて水筒に珈琲を淹れ、おにぎりを作る。鞄に手拭いと本を入れてサンダルで駅へ向かう。行きの電車は本を読まず音楽を聴きながら車窓をただ眺める。ローカルの路線になると人も少なくなるので、車内でおにぎりを食べて小腹を満たす。途中、豊岡で乗り継ぎに1時間ほどあるから下車して散歩する。

城之崎温泉駅に着くと1日券を購入して、7つの温泉を散歩しながら自由に巡る。夏場だと手拭いもすぐに乾くし、薄着なので温泉への出入りが面倒くさくなくて良い。

城之崎温泉はこじんまりとしていて建物や街並みにも風情があり、自然もある。携帯もほぼ使わなくていい位の散歩するのに丁度良いサイズ感。道には休むところもあるし、迷いを生むような余計な情報もない。他に予定もないので腰掛けて読書したりして帰りの電車までボンヤリ過ごす。食事処で空腹を満たすのも良いだろう。

帰りの電車では行きと異なり、日も暮れているので車窓も眺めれないから読書か睡眠の時間になる。あとは帰ってどっぷり眠るだけ。

 

余裕から得るもの

一人旅だと自分の目的のみで過ごせるので予定を詰めてしまいがちだが、目的を一つに絞ると、道程や現地で起きたりする思わぬアクシデント(いい意味でも悪い意味でも)にも余裕をもって対処できる。

旅は思わぬ出会いがあったり、普段目につかない事に気づいたり、新たなイメージが浮かんだりして、心が躍りつつ同時に休まる一人旅になるのではないかと思う。

歯医者に通わない事

お題「思い切ってやめてみた事」

歯医者に通わない事をやめた。

つまり歯医者に通うようになった。

歯医者は出来れば行きたくなかった。基本的に問題が起きれば行くのみで通いはしない、極力。子供の頃は親に引きずられて通っていたと記憶している。

海外に長期滞在する事になった時は「仕方ない、通っとくか」てなわけで、出発までに行った。で、悪そうなヤツらはだいたい修理した。もちろん、帰国後はピタリと行かなくなる。

けど、理由あってここ10年くらいは通っている。結果、この5年は年1回の定期検診のみで済んでいる。

思い切ってやめる程か?と思うだろうけど、嫌いな人にとって「歯医者に通う」のは結構辛い。とは言っても、歯に問題が起きたら流石に行く。治れば行かない。

 

身近のリアル

年齢が理由ということでもあるのだけれど、父が歯で困りだした。初めは欠けたり、抜けたりして数本歯がなくなったそうだ。差し歯にしても抜けたりして面倒らしい。

硬いものを噛むと歯茎が痛むようで、元来、硬めのものが好きな父はナッツや煎餅などを目の前にして「歯をもっとケアしていれば良かった」と切実に語っていた。で、今は硬いものが食べれない。

父とそれほど年離れていない母の歯は問題がないようで、それを横目に隠れて硬いものをバリバリと食べているらしい。

自分も固いものが好きなので父と同じになると困るなと軽く思っていた。

ある日食事中にガリっと感じ、口の中のものを出してみると小さな白い石の塊。「なんだ?」と思ったら、右奥歯手前の歯の内側に穴が空いていた。

指で穴の空いている歯を少し触るとボロボロと崩れ、中は空洞。器のような状態になり、外枠だけ残っていた。衝撃だった

痛みがないのが余計に怖い。結局神経を抜くことになる。

 

やめると新たに始まる

上記の理由から歯医者に通い始めた。初めは月に何度か通ったが、年に2回の定期健診のみとなり、今は年に一度で済んでいるわけだ。

思えば調子が悪くなってからだと頻繁に行かなくてはならないので、最初を我慢すればよいだけで早くやめるべきだった、「歯医者に通わない事」を。

歯石をとったりしてもらうと散髪した後のようなスッキリ感覚を覚える。

本来は当たり前のことだが、以前は寝る前にしかやってなかった歯磨き、デンタルフロス等を食後にするのが習慣となった。

今では定期健診の連絡が来るとちょっと楽しみだ。

高校生に戻ったらしたい事

それは「自己肯定

お題「高校生に戻ったらしたいこと」

このお題は楽しい分、凄く難しかった。思いつく事だけでも山のように浮かんでしまい、書くまでに数日過ぎてしまった。そしてこのお題だけに、かなりセンチメンタルな内容だ。

 

社会人になってからは日々の生活に追われ、時折見る青春物の映画などを観た時に、ふと思い返すくらいで、こういった事は考える事が無くなっていた。今回、このテーマで考えた時に「高校生に戻ったらしたいこと」が山のように浮かんだ。

 

よくよく考えてたどり着いたのは、「自己否定せずに過ごせたら良かったかも」という事だ。自分の気持ちに素直になり、変に理屈をこねて否定せず「自己肯定」する事。これさえ出来ていれば「思い浮かんだしたい事」ほとんど全部出来ていたように思う。

 

当時は人と違う事を求めていたつもりだったけれど、結局は周りをすごく気にして比較する癖があった。頑張ってもいつも一歩先まで踏み込めず、否定しては違う方向へ逃げていく。そんな事ばかりを繰り返した。気持ちに素直になり、否定せずに進んだらどんな高校生活をしていたのだろう・・・色々重い返して、後悔しているかと言えばそうだけれど、全部もう過ぎた事。それに無駄な時間だったとは思えない。

当時の同級生の女子に言われた言葉がいまだに忘れられない。

 

「なぁ~なぁ~、若さはブランドって知ってた?」

 

聞いた時には「はぁ?」と思っていたが、今となればなるほどその通り。確かに若さはブランドだ。なので自分の「高校生に戻ったらしたい事」はそのブランド力を使い「若いうちから完全なる自己肯定」がしたいのだ。