ほんといってみたい

お題「人生で一度でいいからいってみたい国ってどこですか?」

インドだったのに・・・

小学生の頃、NHKの番組でインドのガンジス川の映像が流れて、いつか誕生日に泳いでみたいと両親に話したことがあった。「お、良いな、それ」と言われた。

その後「インディージョーンズ」や「ジョジョの奇妙な冒険」、「深夜特急」にもインドが登場するのでますます行きたくなっていった。

インディージョーンズで出てくるのはネパールだったはず…子供の頃はあの辺りは全部インドだと思っていた。

実はすでに行っていた・・・

実際にインドで1年近く暮らして、28歳の誕生日にガンジス川の対岸までは無理だったが、真ん中くらいまでは泳ぐことが出来た。結構大変だったが面白い出来事だった。このことはまたいつか書こうと思う。

と言うわけで、1つ目はもう行ってしまったので、新たに行ってみたい国がある。

あぁ、ブラジル…

きっかけは映画と音楽からだ。それは例をあげるときりがない。広い国で日系の人々も沢山暮らしている。

一般的にラテン系と言われる国だが、大抵の人は情熱とかお祭りと言った底抜けに明るいイメージに結びつけるのではないかと思う。

ブラジルの映画や音楽(中南米全般も含みます)を観たり、聴いたりしていると、特に明るさの中に悲しみを感じることがある。その逆もまた然りで、とにかく感情が揺さぶられ、心がギュってなる。
「SAUDADE / サウダージ」と言うポルトガル語がある。

ブラジル音楽によく出てくる言葉だ。日本語だと「郷愁、憧憬、思慕、切なさ」と言う風に表現されている。

このポルトガル語の意味は「日本語に訳した意味」ではなく、「日本の四季に感じる感覚に近い」ように思う。季節を訳すことはできない。

言葉では言い表せない感情が季節には感じられるからで、そこには明るさも暗さも、楽しみも悲しみも感じるからだ。それに人それぞれ感じ方が違う。

それにブラジル音楽はどの季節に聴いてもしっくりくる。

とは書き連ねたものの、全て行ったことのないやつの戯言だ。実際に行ってみないと何も分からない。今まで行った国々が想像と違ったり、それ以上だったように・・・

だから行ってその感覚を確かめてみたい。

そして地球における日本のB面を聴いてみたい。今日もうつ伏せになって見つめている。